エジプトで学んだ怒りの感情をコントロールするおすすめの方法!

こみ上げてくる怒りの感情をコントロールできていますか?

わたし(@RimuLab)がエジプトで生活をし始めた頃は、常識の違いから怒りを覚えることが多々ありました。

一度イラっとくると、イライラがイライラを呼んで更に過去のイライラを思い出して怒りは倍増。

よほどのことがない限り怒らない私ですが、エジプトで生活し始めた頃は、文化の違い、常識の違いからストレスが溜まりイラッとくることが多かったように思えます。

しかし、自分の怒りの感情を知り、受け止め、価値観を明確にして事前に対策を準備しておくことで、怒りをコントロールできるようになりました。

同じ日を過ごすなら、イライラした自分より幸せな笑顔の自分で過ごしたほうが、心も体も健康でいられます。

怒りをコントロールする方法を身につけて、心から溢れる幸せな日々で満たしていきましょう!

怒った自分が自分を苦しめている

先進国では当たり前の常識が、発展途上国のエジプトでは通用しません。

例えば「並ぶ」ということを例にとって話をします。

エジプトでは、レジに平気で割り込みをしてきます。

レジは並んで順番を待つものと教育された日本人は当然のようにイラっと怒りを覚えます。

後ろに並んでくださいと注意すると、

えじさん
え?並んでいたの?知らなかったわ。

と真顔で言われます。更に悪気もなさそうな顔をして一言。

えじさん
ジュース1本だけだから先に支払わせて。

ここで、

「だめーーーー」

って強気に言えたらいいのかも知れませんが、悪気のなさそうな相手の態度をみるとつい

「どうぞ!」

と譲ってしまいます。

レジに割り込みした人の心の中をのぞいてみると

・知らないでレジに並んだら割り込みだった。 (悪気はないのでなんとも思ってない。) 

・相手に注意されたことで会話が始まり、先に払っていいか交渉したらOKがでた。(ラッキー)

・5人以上並んでいるのに待つこともなく、ジュースを購入し飲むことができた。(ラッキー)

怒りを覚えてしまったわたしの心の中をのぞいてみると

・レジに割り込みされたのでイラっときた。(怒)

・注意したのに、ジュース1本だからと軽く言われたことに更にイラっとくる。(怒、イラっ)

・注意が無駄に終わり「だめー」と言えなかった自分に苛立ちを感じ、怒り倍増(怒、イラっ、ムカつく)

割り込みをした人は、レジに並ぶことなく支払いを済ませ怒りを感じることは一度もありませんでした。

しかも、悪いことをしたなんて思ってもいません。

しかし、怒りを覚えた自分は、かなりマイナスの感情を抱きました。

つまり、自分で自分を苦しめています。

怒りを覚える原因になった相手は今日はレジに並ばすジュースが買えたと喜んでいるかもしれません。

怒りの感情を知る

なぜわたしは怒ってしまったのでしょうか?

自己分析をしてみます。

  • 並ぶことがあたりまえと思っている。(自分の価値観)
  • 勇気を絞って注意したにも関わらず、相手は先にレジを済ませたことに納得がいかない。

というわたしの怒りの感情を知ることができました。

次に怒りの感情を受け止める

わたしは、レジに割り込みをされたこと、注意したのにも関わらず自分の理想の結果が得られず怒っているんだと客観的に気づくことができます。

怒った理由が分かると、またレジを割り込みする人が現れたときに、怒りを軽減することができます。

対策を考える

次にレジを割り込んできた人がいたらどうするか?

という問題について自分の考えを最初から明確にしておくようにします。

例えば

  1. エジプト人に並ぶということを理解させるために、ジュース1本でも割り込みは許さない。
  2. いちいち注意するのが面倒だから無視する。
  3. 並んでいることに本当に気づいていないなら許してあげる。

という自分の基準を決めます

ちなみにわたしの基準は、

基本的にジュース1本でも割り込みは認めません。

しかし、状況を判断して割り込みを認めていることもあります。

対策を考えた結果

割り込みをするチャンスを狙っている人をみかけたら、割り込みされる前に、

「みんな並んでいるんですよ。」

と先に声がけをするようになりました。

今までは、相手にダメですよって「注意」をしていたので、気持ちがいいものではありませんでした。

しかし、「注意」するから「教えてあげる」に変わったことで、気持ちも楽になりました。

最後にコーヒータイム!

いかがでしたか?

怒りを覚えた時に、自分はなぜ怒っているのか感情を自己分析して、前もって対策を準備しておくことで、同じことが起こる時に、怒りを軽減することができます。

エジプトでは、ありえないことが多すぎて、毎日のように怒ってばかりいました。

しかし、自分自身と向き合い自己分析を繰り返すことで、怒りをコントロールすることができるようになりました。

怒りの感情が出てきた時に、自分を客観視することを心がければ、だんだんとコントロールできるようになります。

今日のブログで、イライラ、という文字を連続して書いただけで心臓が痛くなってきたような気分に囚われました。

やはりイライラは、文字だけでも心に悪影響を及ぼすと実感中です。

同じ日を過ごすなら、イライラした自分より幸せな笑顔の自分で過ごしたほうが、心も体も健康でいられます。

怒りをコントロールする方法を身につけて、心から溢れる幸せな日々で満たしていきましょう!

この記事を書いた人

りむ

沖縄県出身エジプト在住。
小学生の頃から常に夢をもち、目標設定を繰り返しながら人生を切り開く生き方を貫く。
「何歳になってもチャレンジできる。学ぶことに終わりはない」をモットーとし、子育てをしながら日本とエジプトの架橋「グローバル公民館」や個人メディア「りむラボ」を運営している。