自分を知るための最初の一歩!感情を観察する方法

あなたが嬉しい時は、どんな時ですか?

あなたがイラっとする時は、どんな時ですか?

あなたが幸せを感じる時は、どんな時ですか?

普段見過ごしてしまいがちな感情に一つ一つ気づくことで、自分をより深く知ることができます。

今回は、自分を知るための最初の一歩を踏み出すために、自分の感情を観察する方法についてご紹介します。

何をどうしたら、どんな感情になるか観察してみる

あなたが、1日を通して、どんな時に、どんな感情になっているか「観察」をして、それを書き出してみて欲しいんです。

私の例をあげて説明すると

朝起きてすぐに窓を開けて太陽の光を取り入れます。

太陽の光が部屋の中に差し込む瞬間がたまりません。

その時の感情は?

太陽の光が部屋に差し込んだ瞬間に、幸せな気分になっています。

次に、子供たちの朝食とお弁当の準備をします。

寝坊してしまったので早く準備しなければいけません。

その時の感情は?

寝坊をしたことが原因で準備が間に合うか不安になりあせっています。

子供達が起きてこないので、起こしにいきます。なかなか起きてくれません。

その時の感情は?

お迎えのバスがきてしまうのに、子供たちが起きないので、あせり怒りに変わり始めています。

バスのお迎えが到着。

お弁当の準備も間に合い、時間通りに子供たちを送り出すことができました。

その時の感情は?

子供たちが無事学校に行ったので、怒りがしずまり、安堵しました。

私たちは、無意識にいろんな感情を感じています。

幸せ→あせり→怒り→安堵

朝の約2時間の間だけでもいろんな感情が出てきました。

1日を意識的に過ごすことで、この感情に気づくことができます。

嫌な感情がなくなると幸せだと思いませんか?

自分がどんな時に嫌な感情になっているのか気づくことができれば、感情をコントロールすることができるようになります。

私の例で説明すると、

朝寝坊したことにより、時間が少なくなってあせり出し、子供が起きないことであせりが怒りに変わりました。

その時の感情をコントロールするために出来ることは、

  • 早寝早起きを徹底する。
  • 寝坊してしまった場合でも、すぐお弁当を作れるように夜に準備しておく。
  • 普段から時間の余裕を持って行動する癖をつける。

一般的に、以上の解決策を無意識のうちに考えていますが、意識的に考える癖をつけて欲しいんです。

どういうことか詳しく説明すると。

  • 無意識にやっていること

寝坊して遅刻しそうになった。

解決策

早寝早起きをして時間に余裕を持とう。

  • 感情を意識的に見つける

寝坊して遅刻しそうになった。

その時の感情を見つける

  • 寝坊して遅刻しないかと不安になった。
  • 準備する時間がなくなってきて不安が焦りに変わった。
  • お迎えのバスがきてしまうのに、子供たちが起きないので、怒りに変わった。

解決策

早寝早起きをして時間に余裕を持とう。

感情を意識的に見つけることによって無意識に感じている不安・あせり・怒りなどの感情の動きを知ることができました。

この感情を見過ごさないことが人生を変える一歩へと繋がります。

まずは、この感情を「知る」ことから始めてみましょう。

自分の感情を観察するためのワーク

それでは、実際に自分の感情を観察してみましょう。

  • 朝起きた時のあなたの感情は?
  • 働いている時のあなたの感情は?
  • 人と話している時のあなたの感情は?
  • 自分の住んでいる家がどんな状態だったら、

良い感情になるのか?逆に嫌な感情になるのか?

  • お肌の状態が、どんな状態なら嬉しいのか?

逆に、なって欲しくない肌の状態は?

例えば

ツルツルして化粧のノリがいいと嬉しくなる。

吹き出物がでると嫌な気分になる。

  • 何を食べたら良い感情を得られるのか?
  • お金を使う時は、どんな感情になるのか?

そして、その感情を客観的に見て考える練習をしてみましょう。

  • ああ、私は、こういう時に嬉しくなったり、幸せを感じるんだあ~
  • こういう状態になると、すぐイライラしたりしてるなあ~

客観的に考える癖がつくと自分の感情と上手く付き合うことができるようになっていきます。

感情を観察して上手くコントロールするために

自分の感情を発見することができたでしょうか?

自分の感情の動きを知ることができると、面白いことに気づきます。

一般的に日本人は、朝寝坊して遅刻しそうになると、あせって慌てたりしますが、

エジプト人は、遅刻しそうになっても、あせることなくマイペースで準備する方が多いように感じています。

この違いはなんだと思いますか?

それは、親や学校によって、子供の頃に刷り込まれた教育に影響を受けています。

私たち日本人は、子供の頃から学校で

遅刻してはいけない。

チコクシテハイケナイ。

ちこくしてはいけない。

と何度も繰り返し教わってきました。

そのために、学校は遅刻してはいけないと思い込んでいます。

しかし、本当に遅刻してはいけないのでしょうか?

素直に先生にあやまり、次から気おつければよいだけの話です。

だから

寝坊して、遅刻しそうになったら

遅刻しても大丈夫。先生に怒られても大丈夫。次から気おつければ大丈夫。

いったんその事実を認めることで、あせらす、イラっとすることもなく落ち着いて準備をすることができます。

学校に遅刻しそうで不安になる。

 

↓ではなく

 

遅刻しても大丈夫。

○○してはいけない

ではなく

○○してもいいに変える。

自分がしてはいけないと思っていることを知って、それから、それを書き換える作業をしていって欲しいと思います。

まとめ

いかがでしたが?

今回は、普段見過ごしてしまいがちな感情に一つ一つ気づく方法についてご紹介しました。

この感情に気づく癖をつけることで、

私は、今○○だから怒っているんだ~とか

私は、今○○だから嬉しいいんだ~

と客観的に気づくことができます。

そして

自分の価値観

○○してはいけない

というのがでてきたら、

○○してもいいんだ~

に変えてみると気持ちが楽になるかもしれません。

このことについては、次回以降に更に詳しく説明させてもらいます。

今回は、自分の感情を観察することにチャレンジしてもらえると嬉しいです。

あなたが、あなたらしく生きるために自分の感情を知ることから始めてみませんか?

この記事を書いた人

りむ

沖縄県出身エジプト在住。
小学生の頃から常に夢をもち、目標設定を繰り返しながら人生を切り開く生き方を貫く。
「何歳になってもチャレンジできる。学ぶことに終わりはない」をモットーとし、子育てをしながら日本とエジプトの架橋「グローバル公民館」や個人メディア「りむラボ」を運営している。