エジプト名「カルカデ」は、英語では「ローゼル」といいます。ハイビスカスの仲間で、赤いガクや包を乾かしたものが売られていてます。
ハイビスカスにはビタミンC、クエン酸、リンゴ酸、カリウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれており、美容や疲労の回復にとても効果があります。
今回は、古代エジプトの女王クレオパトラも美容のために愛飲していたといわれるハイビスカスジュースの作り方をご紹介します。
カルカデジュースの効能
- ビタミンC
シミそばかすの原因となるメラニン色素が合成されるのを抑圧する働きがあり、肌の調子を整えます。
- クエン酸・リンゴ酸
新陳代謝を促して疲労回復に効果があります。
- カリウム
利尿作用があり、むくみ解消に効果があります。
血液内の塩分濃度を正常に保つ役割があります。
高血圧の予防。
カルカデジュースの作り方
材料
- カルカデ(ハイビスカス) 1/2C (濃く作りたい場合は1C)
- 水 1ℓ
- 砂糖 1C (甘めです。お好みで量を調節して下さい。)
※砂糖の代わりにハチミツを入れるのがオススメです。
作り方
- さっと洗ったカルカデを鍋に入れて、水1ℓを加えます。
- 沸騰したら、5分ほど煮込みます。
- 真っ赤な色が出たら、砂糖をお好みで加えます。
- さるでこして、冷やしていただきます。
※煮出すときに砂糖も一緒に入れるか、飲むときにシロップで甘さを調節することもできます。
まとめ
真っ赤なカルカデジュースは、ビタミンCが豊富で、少し酸っぱいですが、癖になる美味しさです。
私は濃いカルカデジュースにハチミツを入れて飲んでいますが、砂糖に比べて味がマイルドになり、自然な甘みでより美味しくなります。
乾燥ハイビスカスの匂いと、濃いハイビスカスジュースの最初の一口が沖縄の乾燥梅「スッパイマン」に似ていて懐かしいです。どちらもクエン酸が豊富なので、同じように感じるのでしょうね。
エジプトへお越しの際は、現地の「カルカデジュース」をお召し上がり下さい。びっくりするくらい甘いですが、観光のあとの疲労回復におすすめです。